本庄市上里町の歯医者「このみ歯科クリニック」には、「徹底した治療への説明」と「5Sを意識した清潔な院内」という2つの特徴があります。どちらも患者さんが歯医者を信頼し、通いやすさを感じてもらうための取り組みです。患者さんの10年後、20年後のお口の健康を本気で考えていくために、そうした当たり前とも思われることを続けていくことが大切だと考えています。
近年、歯医者における治療の考え方が変わりつつあります。これまでは歯科医が主体となって診断、治療が行われていることが当然であり、患者さんは言わば受け身の存在でした。そして、それは同時に「どんな治療をされるのか不安」「何の説明もなく治療された」など、歯医者=怖いというイメージを植え付ける一因にもなっていました。
しかし、近年ではインフォームドコンセント(歯科医が治療内容を十分に説明し、患者様がその方針に同意してから治療を行うこと)の考えの普及から、患者さんに対する説明と納得を大切にする歯科医院が増えてきています。そして、当院もその中の一つといえます。
当院では、患者さんが処置や治療の内容を理解・納得するまでしっかりと説明を行っています。それは悪くなった症状を治すだけでなく、今後の再発防止も考えた包括的な治療こそが重要だと考えているからです。虫歯にかかった歯を治療して終わりではなく、10年後、20年後も虫歯のない健康的なお口にするために――当院は、そうした想いで患者さんに対して治療の大切さを説明しています。
十分な説明をするためには、口腔内の写真が非常に重要だと考えております。撮影した写真を見ることで歯科医師や歯科衛生士が、改めて問題点に気づくことができ、写真をもとに説明を行う方が患者さんも口腔内の状態が分かりやすいと思っております。そのため当院では必ず口腔内の写真を撮影するようにしておりますので、ご理解を頂けますと幸いです。
そしてすぐに治療するのではなくどんな症状なのかをはっきりさせ、治療の計画をしっかり立案。そして、患者さんには「これから何をするのか」「どんな治療なのか」を把握し、納得していただいた状態で治療を受けていただいています。一見手間になるようにも思えますが、本気で患者さんのお口の健康を考えるなら、対症療法ではなく長期的な視野で見た包括的な治療が大切です。
当院では、「いつも院内がきれいだね」と患者さんからおほめの言葉をいただくことがしばしばあります。それは、5Sと呼ばれる「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「しつけ」の徹底の賜物です。
もともと5Sは製造業で行われているもので、トヨタや歯科の大手製造業のYDMなども取り入れています。
「治療を受けるならきれいな歯医者がいい」と普通ならそう考えますよね。患者さん、ひいては院内のスタッフが気持ちよく過ごすためにも、院内感染などを防ぐ意味でも院内をきれいに保つための5Sの考え方が重要だと考えています。
5Sは単に建物内をきれいに保つだけの活動ではありません。「清潔感を保つことで従業員のモラル向上に取り組む」「治療に使う器具の使いまわしを防止して院内感染を防ぐ」「乱れや異常のない状態をつくり、異常が一目でわかるようにする」など、院内全体の管理レベルを上げるための活動としても位置付けされます。
当院では患者さんが感染などの心配がなく安心して来院していただけるように、消毒や滅菌を徹底的におこなっております。例えば治療に使用した器具は、洗浄・消毒後にパッキングをし、下記の高圧滅菌器で滅菌します。その後に滅菌灯保管庫へ保管します。
洗浄(超音波洗浄機)
乾燥・パッキング
滅菌
保管
滅菌器に入れられない器具は、アクティブドライを使用しております。
薬剤を使用せず、酸素と紫外線の併用効果で、器具に付着した微生物や汚れを除染・消毒します。
治療の際に使用するグローブは、当然毎回患者さん毎に使い捨てにしており、常に画像のように常備しています。当たり前のことですが、当院では当たり前のことからしっかりと徹底して行っております。